Amazonの配送

配送はAmazonの事業において大切な役割を担っており、2040年までにネットゼロカーボンを達成する計画の重要な要素です。技術革新や効率化の推進、その他の様々なソリューションを通して、より持続可能な方法でお客様に商品をお届けできるよう、Amazonは配送ネットワークを最適化していきます。
配送車両の電動化
2021年、欧州では電気配送車両をはじめとする3,000台を超えるゼロエミッション車両によって、1億個以上のパッケージをお客様のもとにお届けしました。さらに、北米でも、50万個以上のパッケージが電気自動車でお客様に配達されました。2022年7月21日、AmazonはRivian社製のカスタム電気配送車両が、米国の10数都市で運用を開始したことを発表しました。今後、2022年末までには全米100以上の都市で数千台の使用を開始する予定です。
配送を最適化
Amazonは常に、商品の配送工程において、ネットワークおよび車両運転効率を最適化することに取り組んでいます。ラストマイルの配送と異なり、長距離輸送には利用可能な低炭素化技術が限られています。そのため、Amazonでは船や飛行機など最長ルートとなる輸送において排出削減が可能となる持続可能なイノベーションを模索し、試験を重ね、投資を行っています。またAmazonは、1台の車両にできる限り多くの商品を集約して配送するため、データおよびアルゴリズムを活用しています。更に、長距離配送を最小限にするために、より頻繁に注文される商品を地域ごとに分析しています。ネットワーク全体を効率化することで、車両や飛行機の利用をより減らし、パッケージあたりの排出原単位を削減しています。日本では、置き配の展開により再配達率が減少しています。
代替配送方法の活用
Amazonは引き続き、配送効率の改善や排出量削減への取組みの中で、世界のあらゆる地域で新しいアイデアや代替のアイデアを試験的に実施していきます。世界各国の都心部では、徒歩による配達の可能性を模索、昔ながらの自転車での配達を拡大、電動アシスト自転車も使用しています。またはAmazon ScoutデバイスやAmazon Prime Airドローンなどの、全自動ロボット配送サービスの開発もしています。
専門家および業界との提携
Amazonは2017年、非営利団体である「社会的責任を果たし変革を志向する米国の企業や経営者の団体(Business for Social Responsibility)」とその「燃料の未来グループ(Future of Fuels)」が作成した「持続可能な燃料購入者原則(Sustainable Fuel Buyers' Principles)」に署名しました。同原則では、持続可能な陸上貨物輸送システムへの移行を促進するためのフレームワークを提供しています。
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