Amazon、「動物保護施設 支援プログラム」を開始
― 「いのちを支える、贈りものを」 ―
動物保護施設で新しい飼い主を待ちながら生活する犬や猫を支援する取り組みを始動
Amazon(所在地:東京都目黒区)は、動物保護施設で新しい飼い主(里親)を待ちながら生活する犬や猫を支援する「動物保護施設 支援プログラム」(http://www.amazon.co.jp/animalshelter)を2019年6月12日(水)より開始します。
このプログラムは、捨てられたり保健所へ預けられたりして行き場を失い、動物保護施設で生活する犬や猫たちを、Amazon.co.jpを通じて支援する取り組みです。当プログラムの趣旨にご賛同いただける方々に、それぞれの動物保護施設によって作成された「ほしい物リスト」から商品をご購入いただくことで、それらが支援物資として各施設で生活する犬や猫に届けられます。
■「動物保護施設 支援プログラム」開始の経緯
動物保護施設は、捨てられたり保健所へ預けられたりして行き場を失った犬や猫を保護するための場所であり、運営する団体は、里親探しや病気・怪我の治療など、犬や猫を殺処分から守るために様々な活動を続けています。
動物保護施設の多くはボランティアにより支えられているため、物資や資金が十分ではない場合もあり、各施設はさらなる支援を必要としています。Amazonは、そうした課題を少しでも改善し、そこで暮らす犬や猫が里親と出会うまでの期間に十分な物資のもとで生活できるよう、動物保護施設を支援するための取り組みを開始することにいたしました。
日本ではペットを新しく迎える際に、動物保護施設などから譲り受けるケースはまだ少なく、その割合は犬で7.4%、猫で11.6%に留まっているといわれています※。Amazonは、当プログラムを通じて動物保護施設や保護犬・保護猫の存在を広く周知するとともに、ペットを迎える新しい選択肢として保護犬・保護猫の譲り受けが広がることを期待しています。
※出典: 一般社団法人ペットフード協会 「平成30年 全国犬猫飼育実態調査」
<シェルターからの譲渡と、里親探しのマッチングサイトの譲渡の両方を合計した数値>
■当プログラムを通じた支援の流れ
支援の流れは、「動物保護施設 支援プログラム」のページ上から、ご自身が支援したい保護施設を選択し、各施設が作成した「ほしい物リスト」から商品をご購入いただくことで、施設に商品が寄付される仕組みです。
各保護施設の「ほしい物リスト」では、ペットフードやペットシーツ、猫砂、犬の散歩用のリード、猫の爪とぎなど、各施設で保護されている犬や猫が適切な環境で過ごすために必要な商品がリストアップされています。また、各施設が運営にあたって必要としている衛生用品なども支援の対象となります。
■当プログラムを通じて支援できる動物保護施設について
当プログラムで支援する動物保護施設は、動物関連団体への活動支援を行っている公益社団法人 アニマル・ドネーションと、審査を通過した保護団体のみが利用できる保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)を運営する株式会社シロップに選定・審査を委託しています。6月12日(水)時点で、合計15施設が当プログラムによる支援対象となっており、支援先の動物保護施設は今後拡大していく予定です。<当プログラムによる支援を新規に希望する動物保護施設は、「OMUSUBI」(お結び)を運営する株式会社シロップ(omusubi-support@syrup.jp.net)にお問い合わせください。>
<当プログラムを通じて支援できる動物保護施設一覧 (※2019年6月12日現在)>
・公益財団法人 動物臨床医学研究所「人と動物の会」(鳥取県) [保護対象:犬・猫]
・認定NPO法人 アニマルレフュージ関西(大阪府) [保護対象:犬・猫]
・認定NPO法人 未来といのち(東京都) [保護対象:猫]
・NPO法人 キドックス(茨城県) [保護対象:犬]
・NPO法人 しあわせの種たち(岡山県) [保護対象:犬・猫]
・NPO法人 セブンデイズ(福岡県) [保護対象:犬・猫]
・NPO法人 DOG DUCA(愛知県) [保護対象:犬]
・NPO法人 ねりまねこ(東京都) [保護対象:猫]
・NPO法人 Wonderful Dogs(埼玉県) [保護対象:犬]
・一般社団法人 アニマルハートレスキュー(神奈川県) [保護対象:犬・猫]
・一般社団法人 SORA小さな命を救う会(愛知県) [保護対象:犬]
・一般社団法人 ねこたまご(北海道) [保護対象:猫]
・那須ハイランドパーク SOS(栃木県) [保護対象:犬]
・ネコリパブリック東京 お茶の水店(東京都) [保護対象:猫]
・ネコリパブリック東京 中野店(東京都) [保護対象:猫]
■Amazonおよび動物保護施設からのコメント
アマゾンジャパン合同会社バイスプレジデント 消費財事業統括本部長 前田宏は、次のように述べています。
「日本ではペットを新しく迎える際に、動物保護施設などから譲り受けるケースが他国と比べるとまだまだ少ない状況です。Amazonは、当プログラムを通じて動物保護施設を支援し、より多くの犬や猫のいのちを支えると同時に、ペットを迎える新しい選択肢として保護犬・保護猫の譲り受けが社会に広がることを期待しています。」
また、当プログラムによる支援対象の動物保護施設の一つである「Wonderful Dogs」代表者の岩渕 友紀氏は、次のように述べています。
「施設を継続的に運営していくため、こういった支援は本当に助かります。今も近隣の方々や実際に里親になってくださったご家族から支援を頂くことはありますが、ペットフードやペットシーツなどの消耗品はいくらあっても困りません。支援をいただくことで、より多くの犬や猫が新しい家族に出会う機会を増やすことができます。私たちだけでは社会に広く呼び掛けることは難しいですが、Amazonの『動物保護施設 支援プログラム』では全国の方々から支援を募ることができます。このプログラムを通じて支援の輪が広がることで、保護犬・保護猫たちを社会全体で支えられたら嬉しいです。」